〇潜在的待機児童も含めた待機児童問題
広島市の中でも安佐南区はベッドタウン化しており、唯一人口が増加しているエリアです。
若い世代の皆さんも多く住まわれている中で、小さいお子さんがおられるご家族も多くいらっしゃいます。
待機児童の問題は深刻な問題であり、新聞等で報道される待機児童数は実体とはかけ離れた数字となっています。
私も6歳になったばかりの子供がおり、私の家庭でも経験しましたが、新聞などの報道で発表されている数字(国の基準により”数十人”という発表もある)は、「車で送迎するか、自転車で相当な時間がかかるエリアも含まれており、実際あずけることが難しい」など、待機児童数にカウントされない潜在的な待機児童数を含めた数字はこれ以上になります。
このような実態に即した待機児童問題を解決しなければならないと考えます。
実際、地域の皆さんにお話しをお伺いすると、「預け先がないから仕事に戻れない(できない)」など、特に人手不足が問題になっている介護業界や流通・小売業界などで意見を多く頂いています。
国・県・市が連携し、事業所内保育の拡充などの対策を行う必要があると考えます。
また、兄弟姉妹で別園に通うこととなり、それぞれに送迎をしているご家庭も多くあるとお伺いしました。申し込み段階で別園を希望するかどうか問われることとなり、親としては「同じ園に通わせたい」という思いと「社会から取り残されたくない」という思いの中で、焦りとなり、葛藤している皆さんも多いのではないでしょうか?これも、待機児童問題の一つだと考えています。「待機児童にさせたくない」という思いから、選択を余儀なくされている方も多いと思います。真剣に考え、取り組まなければならない課題です。
また、安佐南区は世帯数・居住者数の増加が進んでおり、それに比例し、放課後児童クラブの利用申し込みも増加傾向であります。
私の子供も申し込みを申請しておりますが、小学生を持つご家庭の皆さんからも待機児童の問題については多くお伺いしています。
先ほどの小学校未就学児の待機児童問題と合わせ、安心して働くことのできる環境づくりには、放課後児童クラブの待機児童問題も合わせた解決が必要だと考えます。
0コメント